「富士の高嶺に降る雪も~」の歌で有名になった先斗町ですが、この町の名前をすんなりと「ぽんと」読める人は京都人か京都に興味のある方ぐらいで、そうでない方はまず無理なのではないでしょうか。先斗町の名前の由来の説は色々あります。一番有名なのが、鴨川の西側に人家が建ち、都の先端なので英語のpoint、ポルトガル語のpontから来ている、と言う説です。他にも通りの北と南に大きな橋(四条大橋と三条大橋)があり、橋のことをポルトガル語でponteでそこから来ている、というものです。この地に水茶屋が初めてもうけられたのは正徳2年(1712年)の頃といわれ、これは木屋町に材木商が立ち並んだ頃になります。安政6年(1859年)になって芸者嫁業の公許が下り、祇園と並ぶ花街として有名になりました。
このような竹矢来のお店もある。
先斗町はゆっくり歩いても15分もあれば、南の四条通から北の三条通まで散策できます。和食の店舗が多いですが、フレンチやイタリアンも最近は増えてきました。店の雰囲気も木屋町とはまた違う大人のムードが漂う店が多いです。お店の値段も驚くような金額を取られる店は少なく、安心して店の看板をくぐる事が出来ます。店によっては多少金額の張る店もありますので、入る前に確認してください。通りの中央部には、先斗町公園があります。公園自体はさほど大きくはありませんが、夜が更けると酔いを覚ます人が見受けられます。公園の前には手相見がいて、よく当たると評判です。また通りの東側は鴨川に面しているので、夏には川床で料理が頂けて、エアコン無しでも大丈夫です。時には舞妓さんとすれ違う事があり、京都の情緒を味わうにはピッタリのスポットです。
先斗町は石畳が美しい。
先斗町通りは狭い通りで、横に並んで歩いているとすれ違う人と必ず肩がぶつかります。しかし市松模様の石畳は綺麗で、雨に濡れた夜に歩いているときは、何度歩いてもほれぼれします。同じ盛り場の木屋町通りとは一筋違うだけですが、通りの趣はかなり異なります。長引く不景気のため、店をたたむところもありますが、それでもここは京都市民のみならず、観光で訪れる方にも人気のスポットなので、たとえ閉店しても新たな店が開店して、次のお客さんを待っています。祇園界隈とも、木屋町とも違う独特の雰囲気が、この町の人気を支えているのかもしれません。
阪急河原町駅より歩いてすぐ
先斗町のれん会のホームページ : http://www.ponto-chou.com