松尾大社は古くから地域の信仰を集め愛されてきた。
松尾大社の歴史松尾大社は賀茂神社と並び京都最古の神社といわれています。式内社の二十二社の一社で、旧社格は官幣大社。旧称は松尾神社でした。大山咋神を祀ります。『大山咋』の『大』は讃えるための美称で、山に杭を立てるように食い込む、という意味で、別名を山末之大主神(やまのすえのおおぬしのかみ)といいます。これは山の上から麓までを守り治めた地主神ということになります。
松尾大社の鳥居は地域のランドマーク。奥に楼門が見える。
古代日本では神を祀るのに建造物を必要とせず、大きな山であったり、高い木や湖を信仰の対象としていました。ここ松尾大社も秦氏が神社を創設する前から、松尾山をご神体とし、山の麓には巨石があり、それが盤坐(いわくら)となっています。京都には四岩倉があり、東は東岩倉山(左京区粟田口)、西は西岩倉山金蔵寺(西京区大原野)、南は明王院不動寺(下京区松原)、北は、山住神社(左京区岩倉)の四カ所ですが、これらの岩倉(盤坐)よりも、松尾の方が有名です。以前は松尾の盤坐は非公開でしたが、近年は入山料(500円)が必要ですが見ることが出来るようになりました。ただし、大社から盤坐まで片道1時間掛かるので、3時以降は入ることは出来ません。大社内には多数のお酒の菰樽が奉納されていますが、これは秦氏が酒造の技術も日本に伝えたことから、松尾神は酒造の神としても信仰されるようになったのと、大山咋神の父は大年神で、稲の実りの神なので、それらのことを合わせて、酒造業者の信仰を集めたものと考えられます。
大社内には多数のお酒の菰樽が奉納されている。
松尾大社は、阪急電車の松尾駅を下車すると目の前にあります。眼前に鳥居が表れますが、なかなか大きな鳥居で、地域の地主神であることがよくわかります。鳥居をくぐると駐車場があり、駐車場を通り抜けると楼門があります。楼門も地域の自主神らしく、立派な楼門で、どことなく北野天満宮の楼門に似た感じを受けました。楼門を過ぎると拝殿・本殿があります。本殿は応永4年(1397年)の建造にかかり、天文11年(1542年)大修理を施したものです。本殿正面は唐破風形になっていて、室町末期の特徴的な様式です。また本殿左手の神興庫の前には日本全国の酒造メーカーからお酒の菰樽が奉納されていて、ここが酒造の神としても信仰さているのがわかります。
〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
TEL (075) 871-5016
阪急電車「松尾」下車徒歩すぐ。
専用駐車場有り : 無料
拝観時間 境内は拝観自由
庭園拝観 大人 : 500円 学生 : 400円 子供 : 300円
磐座登拝 大人(高校生以上) : 1000円 子供(小・中学生) : 500円
その他詳しくはホームページをご覧下さい。
ホームページ : http://www1.neweb.ne.jp/wa/matsuo/
観光地:嵐山