旧日本銀行京都支店らしく堂々とした建物。赤煉瓦も美しい。
博物館の歴史この建物は1903年(明治36年)9月に着工され、1906年(同39年)6月に竣工した、日本銀行京都支店です(現在の日本銀行京都支店は木屋町二条にある)。設計は東京駅などを設計した明治時代を代表する建築家、竜野金吾です。建物の外観は煉瓦造、2階建、一部地下1階、スレート(粘板岩)・銅板葺。外観は三条通に面して左右対称で、赤煉瓦に白い花崗岩を装飾的に配して、現代建築にはないデザインが印象的です。建築に当たって、煉瓦は大阪窯業会社、花崗岩は京都府亀岡市の小金岐産、岡山県笠岡市の北木島産、屋根のスレートは宮城県登米市の登米産、客溜りの大理石は岐阜県大垣市の赤坂産と、国内の材料を多く使いました。客溜りや営業室の元のシャンデリアとブラケットは戦時中の金属供出で撤去されていましたが、戦後保存されていた写真を参考にして復元されました。当初館内は蒸気暖房の設備があり、外面の各窓と出入口には鉄製防火扉が備えられていました。昭和55年(1980年)、知事の諮問機関の京都府文化懇談会の提言により、総事業費82億1000万円、昭和63年(1988年)10月に開館しました。現在では日本の歴史や文化を紹介するための総合施設として、展覧会等に使われています。内部には展示施設の他、喫茶店やミュージアムショップがあります。
表札の下には、かつて旧日本銀行
京都支店であった事を示す、
プレートがはめ込んである。
南大門のミニチュアはとてもよくできている。
二階三階は常設展が展示してあります。三階の常設展は、京都(平安京)の歴史が展示物を効果的に配して、分かりやすく解説されています。特に平安京の羅城門や江戸期の豪商の屋敷を再現したミニチュアはとてもよくできていて、暫く見続けてしまいます。四階は企画展に使用され、人気企画では一階エレベータ前に長蛇の列ができます。
都文化博物館は三条高倉にありますが、この付近には明治時代にできた近代遺産とも言うべき建物が残っていて、博物館見学後も周囲を散策すると懐かしくなる建物があちこちにありますので、それらを巡るのも一興です。
南大門の裏はこうなっている。
江戸時代の商家の暖簾。古民具の展示もされている。
豪商の屋敷を再現したミニチュアは目を見張った。
〒604-8183 京都市中京区三条高倉
TEL (075)222-0888
地下鉄「烏丸御池駅」下車出口5番下車 東へ徒歩3分
専用駐車場はありません。近くに民営駐車場があります。
月曜休館(月曜が祝日の場合はその翌日が休館)
- 常設展 10時~19時30分(入場は19時まで)
- 特別展 10時~18時(入場は17時30分まで)
- 別館 10時~19時30分(各種イベント時は別)
その他詳しくはホームページをご覧下さい。
ホームページ : http://www.bunpaku.or.jp/